今年度最初の集団リハビリが開催されました!
6月25日の午後、今年度最初の集団リハビリが開催されました。
一般的に集団リハビリは、身体機能の維持・改善だけではなく、利用者同士のコミュニケーションを促す効果も期待できます。交流機会を増やすことで患者さんの心理的なサポートにつながり、孤独感の軽減や社会参加のきっかけになると言われています。
当回復期病棟では、6年前から定期的に取り組んでおり、今年度の担当スタッフの企画のもと、先日今年度最初の集団リハビリが開催されました。
この日の内容は、まずはおなじみラジオ体操第一でウォーミングアップです。座った状態でも行うことができる誰もが知っている国民的体操からスタートしました。
車椅子座位で行う方が多かったですが、しっかり上肢・体幹を動かすと少し汗ばむぐらいの運動でした。
私のラジオ体操の思い出と言えば、高校入学して最初の体育がラジオ体操でしたが、体育教師がすごく怖かったことを思い出しました。
当院では、集団リハビリ担当スタッフが、優しく、楽しく、明るく仕切っています。
次は、もうすぐ七夕ということで、唱歌「たなばたさま」に合わせてコグニサイズを行いました。
『コグニサイズ』とは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語で、頭で考えるコグニション課題と身体を動かすエクササイズ課題を同時に行うことで、脳と身体の機能を効果的に向上させることが期待されます。
ということで、「たなばたさま」の曲に合わせて、歌詞の「さ」の時に手を叩く、という頭と体を使ったレクリエーションをみんなで行いました。
簡単そうでなかなか難しかったですが、回を重ねるごとにみなさん上達していき、自然と笑顔が生まれていました。
集団リハ担当スタッフにお話を聞いてみました。
「想像していたより多くの患者さんに参加していただき、普段の病棟生活ではあまり見ない一体感を感じることができ、嬉しかったです。」
「集団リハビリならではの取り組みが出来ていると感じています。今後も様々なプログラムを考え提供していきます。」
普段あまり表情の起伏がない患者さんも笑顔で積極的に参加している姿が見られたり、普段のリハビリでは引き出すことができない反応が得られて良かったです。
次回の集団リハビリも楽しみです!
(イメージ図。実際の写真をAI加工しています)
おまけ:今月の壁画
毎月、患者さんと作業療法士とで作成している今月の壁画です。
花紙、折り紙、水彩を使用し、約1か月かけて完成しました。