回復期リハビリテーション

日常生活活動能力の向上、寝たきりの防止、家庭復帰を目的にリハビリテーションを実施していただく為の病棟です。

新聞記事掲載

2013年12月1日 讀賣新聞

当院が2013年12月1日付の讀賣新聞「病院の実力~岩手編 回復期リハビリ」に紹介されました。
記事を一部抜粋します。

 脳梗塞を患った女性が作業療法士の介助を受け、右手に持った包丁で豆腐をゆっくり切っていく。脳梗塞の影響で右手と右足が麻痺し、以前は出来なかった。「出来ることが増えるたびにうれしくなる」。女性の顔は輝いていた。

~中略~

 荻野病院で実施しているリハビリの特長の一つが、モーニング・リハ(朝方のリハビリ)とイブニング・リハ(夕方のリハビリ)だ。着替えや歯磨き、トイレなど起床時や就寝前の動作をリハビリの一環として捉え、理学療法士や作業療法士が付き添って、出来るだけ患者の自助努力でしてもらう。2003年7月から取り入れた。

女性は当初、車いすを使い、箸を持ったり文字を書いたりも出来ず、利き手でない左手にスプーンをもって食事をしていた。しかし、脳梗塞が早期に発見され軽症だったこともあり、4か月のリハビリで、着替えや食事、洗濯などを一人でこなせるまでに回復した。足も徐々に動かせるようになり、今では病院近くのスーパーまで歩いて行くことも出来る。~中略~

荻野義信医師(40)は「リハビリは手足が動くようになればいいわけではない。発病前と同じ生活を送れるようにするのが最終目標。患者のやる気が高ければ高いほどリハビリの効果も高まる。退院後『今の生活で困っていることはないです』と患者さんや家族が胸を張ってくれた時ほどうれしいことはない」と話す。

2013年12月1日 讀賣新聞