認知症とともに生きるまちづくり~アルツハイマー月間の取り組み~
国際アルツハイマー病協会は、世界保健機関(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。日本でも2024年1月に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」において、国民の間に広く認知症についての関心と理解を深めるために、毎年9月21日を「認知症の日」、9月を「認知症月間」と定めています。
当センターでは、9月の認知症月間にちなんで盛南地区で啓発活動を行いました。大宮行ってみよう会、イーハトーブ教室で認知症の症状や対応について学びを深めるため認知症講座を開催。8月にはアルツハイマー月間にさきがけて、子どもたちと地域住民の皆さんで「ロバ隊長マスコット」づくりを行いました。


仙北小学校での認知症サポーター養成講座では、これまで皆さんに作成していただいた「ロバ隊長マスコット」を子どもたちへプレゼントしています。ロバ隊長が地域住民から子どもたちへ渡ることで、”だれにでも優しい地域、人と人がつながる、みんなが笑顔になれる地域”への思いが世代を越えて引き継がれていきます。
私たちはこれからも、認知症とともにいきいきと暮らす地域を目指して、誰かを想いやる心を持ち続けてくれるように、そんな願いのもと普及啓発活動を実践していきます。

