クリスマスも終わり、世の中もいよいよ年末モードとなって参りました。

さて、当回復期病棟では、昨年から看護師とリハビリスタッフが協働となって、５つのチームが活動しています。

そのうちの一つ「離床チーム」では、患者さんの離床を促し活動量を向上させることを目的として、壁画制作をアクティビティとして実施したり、集団の相互作用を利用した集団リハビリなど、日中に体を起こして過ごすことを促す取り組みをしています。身体を起して過ごすということは普段の日常生活では当たり前の活動であり、それによって循環動態の改善や消化器活動の促進、夜間の良眠へつながります。最終的には、天井の模様を眺めている入院生活ではなく他患者やスタッフとの交流や音楽を聴いたり、テレビを観ることで様々な刺激のある入院生活の方が、自宅へ帰った際の体力向上や意欲の低下予防にも影響を与えていると考え勧めています。

その活動の一環で、毎年12月にクリスマスに向けて、リハビリ室前、食堂にクリスマスツリーを設置しています。

12月のとある日曜日、患者さん数名とスタッフとで食堂とリハビリ室前のツリーに飾り付けをしてもらいました。昔、ご自分のお子さんやお孫さんと飾り付けをした時を懐かしんで行なってくれる方や、車いすで声掛けしてくれる方もいましたし、その様子を楽しそうに眺めている方など、非常に盛り上がりました。

プライベートでは、子どもがいるスタッフも多く、週末のサンタ業務が一大行事となっています。

クリスマスも終わり、いよいよ2023年が終わろうとしていますが、皆様今年はどんな一年だったでしょうか？

過去3年は新型コロナウィルスの流行により、思うように過ごすことが出来なかった方が多かったと思います。今年は5月から新型コロナウィルスが5類に移行し、コロナ前のようにとはいかなくても少しずつ活動の幅が広がってきたのではないでしょうか。

もうすぐ5類移行後、初めてのお正月がやってきます。当院では、リハビリスタッフはいつもより少ない人数ではありますが、大晦日・三が日も患者さんのリハビリを行います。

来年は辰年ということで、十二支の中で最も縁起の良い干支、様々な願いを叶えてくれ、良い方向へ導いてくれる年だとのこと。まずは、郷土の偉人とも言える大谷翔平選手の活躍に期待したいところです。

皆様も今年以上に飛躍の年となりますよう御祈念して、今年の締めくくりとさせていただきます。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

おまけ：作業療法士が作製したおみくじです。本物さながらのクオリティーです！

新年の運試しに患者さん、スタッフで引いてみたいと思います！！