1月24日(水)に、令和5年度第5回地域ケア会議を開催しました。
今回は、盛南地区の医療機関・薬局、介護支援専門員及び介護サービス事業所の医療職(看護師など)、地域包括支援センター職員を対象として、「生きる(逝きる)を考える」をテーマに、私たちがかかわる方々の「生きる(逝きる)」を支えるためにどのように取り組んでいけばよいかを学びました。
パネリストの発表の後、参加者の方々から講義を受けての感想などを伺い、本人の意向に最大限配慮すること、本人や家族の考えが変わったり迷ったりすることを認めながら、本人・家族・支援者それぞれの考えや思いを共有することが大切であると確認することができました。
研修後には「『患者本人の人生』に寄り添う姿勢はどの職種でも共通しているため、協働することの大切さを改めて感じた」「どのような最期を迎えたいか、本人だけでなく家族も含めて予め相談しておくことの大切さを感じた」「その時その時で患者・家族お互いの最善の納得点を見つけられるよう、寄り添っていきたい」などのご意見を伺いました。
参加者の皆様、貴重なご意見をありがとうございました。
当センターでは、引き続き皆さんのお役に立てるような研修を今後も企画していきたいと思っています。
2月には、介護支援専門員と介護サービス事業所との交流会を予定していますので、またご報告できればと思います!
令和6年1月17日に第2回家族介護者リフレッシュ事業にて、孝仁病院緩和ケア認定看護師の大杉智子氏より、「人生会議しよう」というタイトルで講話いただきました。
家族介護者6名、介護支援専門員2名にご参加いただき、参加者の中には自分の最期の迎え方を家族に伝えているという方もいらっしゃいました。「人生会議」と言われると、少し大げさに聞こえるような気もしますが、誰にでも訪れる最期の時。自分の思いをきちんと伝えてもらえるよう、大杉氏より以下のようなアドバイスをいただきました。
〇みなさんにお願いしたいこと
・希望はしっかり伝えてください。
・こんなこと言ったら悪いかな?なんて思わなくて良いです。
・医療者は患者さんや家族にとっての一番良いことを一緒に考えます。
・だから、遠慮しないで声に出してください。
皆さんもこのアドバイスを参考に、自分の最期について自分事として考えてみませんか。
後半は、参加者の皆さんで交流会を開催しました。日々の介護の中で抱えている様々な思いを語り合い、「こういう機会は大事だね」というお言葉をいただきました。
ぜひまた皆さんで集まりましょう!
広報誌「わわわだより」vol.10が完成しましたのでお知らせします。
盛岡市の本宮・仙北・太田・繋地区の地域の方への回覧、圏域地区の居宅介護支援事業所、介護サービス事業所、他の圏域の地域包括支援センター、市役所など行政機関、医療機関、薬局、活動センター、小・中学校などに配布しています。
記事の内容は、「イーハトーブ地域包括支援センターの出前講座」「趣味などを楽しみながら生活している地域の高齢者夫婦の紹介」「高齢者虐待について」「ささえる事例検討会」「みとしる読書会の紹介」「千年苑介護支援センター活動紹介」などです。
地域包括支援センターの活動紹介のほか、地域で活躍している方々やさまざまな活動場所など、今後も随時お知らせしていきたいと思います。
「地域でこんなことに取り組んでいるよ」「知り合いにこんな方がいるよ」など、ご存知でしたらぜひ教えてください。
年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?
今年は辰年。
辰年は陽の気が動いて万物が振動し、活力旺盛になって大きく成長し形がととのうといわれるそうです。
イーハトーブ地域包括支援センターは、今年も地域の皆さんや関係機関などのご協力をいただきながら、本宮・仙北・太田・繋地区の皆さんのくらしが一年を通じて活気あふれるものとなるよう、引き続きサポートしていきたいと思います。
寒の入りとなりますが、体調を崩さぬようお過ごしください。
本年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。